(3)
あらすじ/作品情報
少女の手には、インスタントカメラが握られている。
彼女はおもむろに僕とのツーショット写真を撮り、
「現像するまでどんなのが出来上がるか分からないって、ドキドキしますね」
と言った。
それから静かに、「宝物のタイムカプセルみたい」と付け加えた。
とても幸せで、優しい時間が流れた。
僕と彼女は、出来過ぎなくらい完璧な世界にいた。
ただ一点、彼女が、娘の友達だということ以外は――。
大切な思い出が増えていく。増えていって、しまう。
- タイトル
- 娘の友達(3)
- 作者
- ジャンル
- 青年/サスペンス・ミステリー
- 掲載誌
- コミックDAYS
- 出版社
- 講談社