飯野文彦劇場 汚れちまった悲しみ

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小説・実用書

飯野文彦劇場 汚れちまった悲しみ

あらすじ/作品情報

40も半ばを過ぎた売れない小説家の私は、妻に去られ、今は田舎の年老いた両親の面倒を見ることで、いくばくかのお小遣いをもらって生活をしている。そんな私の頭の中を閉めている妙なフレーズがあった。「ゆやん、ゆよん、ゆや、ゆよん。ゆやん、ゆよん、ゆや、ゆよん」。何の音かわからない。わからないながら、ふとした瞬間、それを呟いている私がいた…。それが、もしかしたら、幼い頃、何かのドラマで耳にした中原中也の詩「汚れちまった悲しみに」の一節ではないかと思い当たった私は、それを確かめに図書館へと向かったが…。

タイトル
飯野文彦劇場 汚れちまった悲しみ
作者
ジャンル
文芸ファンタジー(国内)
掲載誌
出版社
e-NOVELS
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