飯野文彦劇場 老女の怪

本編を読む

小説・実用書

飯野文彦劇場 老女の怪

あらすじ/作品情報

今日もわたしは、ひとりひなびた田舎へと車を走らせる。新鮮な空気を吸ってリフレッシュするため――ではない。長閑な風景の中、欲情に血を滾らせる私が求めるのは、老女の萎びた皺だらけの肉体。そう、わたしは“老女マニア”なのだ。最初は拒む老婆もやはりひとりの女。本気で押せばなよなよと崩れ落ち、ご先祖様の見ている前であられもない声を張り上げる。孤独な老女に功徳を施すべく、今日も今日とて当てもなく田舎を流すわたしの前に現われたのは?

タイトル
飯野文彦劇場 老女の怪
作者
ジャンル
文芸ファンタジー(国内)
掲載誌
出版社
e-NOVELS
0