飯野文彦劇場 人形まつ

本編を読む

小説・実用書

飯野文彦劇場 人形まつ

あらすじ/作品情報

その日わたしは寝不足で、ふらふらの状態のまま取材先に赴いていた。小さな玩具博物館、展示ケースの中にその人形はあった。着物は焦げ、顔や手足は剥がれひび割れた、制作者も由来も定かならぬ粗末で古ぼけた日本人形。だが、そのつぶらな瞳になぜか惹きつけられ、じっと見入っていた私に、初老の男が声をかける。「その人形に目をつけるとはなかなかですな」男が語る、人形への思いとは――?

タイトル
飯野文彦劇場 人形まつ
作者
ジャンル
文芸ファンタジー(国内)
掲載誌
出版社
e-NOVELS
0