あらすじ/作品情報
「……君に、苦しいほどの快楽を」限界社畜OL・ルキの転生先は、観衆が集う処刑台の上だった。スパッと首を刎ねてもらえる!と喜ぶルキに反して、罪人の処刑は延期。「死神」と呼ばれる美麗の処刑人・アリスターに身柄を引き取られた彼女は、暴虐な王が統治する世界で聖女として何者かに呼び出されたことを知る。だがその最中、処刑延期の罪人が獄中死。罪を擦り付けられたルキはアリスターもろとも死刑宣告を受ける(正直嬉しい)――だが、唯一の心残りは胸を焦がすほどの恋をしていないこと。彼女が相談すると死神は告げた。「どうせ死ぬつもりなら、恋をしてみないか?」息が詰まるのと同時に強い感覚が走った。ようやく絶頂を迎えようとするその瞬間、彼女は時間を遡って……!