ルキア新刊キャンペーン6月(パブリッシングリンク)
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作品一覧
20世紀初頭のロンドン。警視庁の優秀な刑事・マックスは、スチュワート子爵家の警護をするよう命令される。というのも、怪盗バロンという輩から、スチュワート家が誇る大きなハート型のダイヤモンドのついたネックレスを奪いに来るという、犯罪予告が届いたからだ。しかし、マックスは睡眠薬を仕込まれ、まんまとダイヤは盗まれてしまう。悔しいマックスは懸命の捜査を開始する。その途上で出会った花売りの娘・リーナに心惹かれるマックスではあったが、一方でリーナがバロンについて何か知っているのではないかという疑念も湧く。果たしてマックスはダイヤを取り戻せるのか? そしてリーナへの想いは伝わるのか?
ジーヌ子爵家の長女ユーリは、18歳という若さながら祖父の作った私塾を継いで人材を育成し、領地の発展に尽くしていた。しかし、彼女が変声器で声を変え男装していたのは、そういった役目からではなく、美貌を売り物にする母や妹に反発を感じていたためだった。ある日、塾の卒業生が失踪したという連絡を受け、捜索に乗り出す途中で、前国王のシャルルに出会う。彼も知人の次男が駆け落ちしたらしいと聞き、探していたのだ。シャルルはユーリと行動を共にすることになり、彼女の意思の強さと秘めた恋の悲しさに心惹かれていく。やがて二つの事件は一つの結末を迎えるが…。人捜しの旅を続ける若い女性2人と青年3人の思惑が複雑に交錯するファンタジック・ロマンス。
平安の世、都では鬼が出没するという噂が立ち、人々は恐れおののいていた。治部省に勤める藤原清継は、そんな世の乱れを沈めるための舞比べの舞人選びを任され、雅楽寮頭の家を訪れる。そこで出会ったのは、夜の桜のようなはかない雰囲気の舞人・尭季だった…。どうしても、自分を舞人に選んで欲しいと清継に懇願する尭季。その熱意に翻弄される清継も、ある日鬼に襲われて、あやうく殺されそうになる。彼を助けたのは、帝の寵愛を受けている美しい白拍子・尾花だった。彼女は尭季に近づいてはならないと清継に忠告するが、彼は聞き入れず、また悲劇が…。何年も花をつけない桜の木の下で鬼が舞う。いったい誰のために――!?
ある大名に仕える忍び集団、長門一族の暗殺部隊に所属する孝明は、任務の途中で瀕死の重傷を負ってしまう。気がつくと、村はずれの小さな家で、雛菊と名乗る女に看病されていた。孤児だった孝明は、長門一族に拾われ、感情を殺して生きる訓練をしてきた。しかし、雛菊の日だまりのように温かな笑顔に触れるうち、孝明の氷のように冷たく閉ざした心は溶解していく…。やがて惹かれ合うふたりは肌を重ね、お互いを求め合うようになる。ところが、月明かりの下、雛菊の背中を見た孝明は愕然とする。そこには、かつて、一家皆殺しの任務で、唯一取り逃がした娘の背中に己がつけた刀傷とそっくりの傷が…。運命に翻弄されるふたりを描いた、切なくて淫らな忍びロマン!
ラスターシアの王女サラは、隣国エルセラの裏切りに遭い、父を亡くし、母を奪われ、婚約者だったエルセラの王子・リアムまで事故で亡くしてしまう。不幸のどん底に突き落とされたサラは、処刑を免れるため、エルセラの神殿巫女として働くことになった。ある日図書館で黒魔術についての本を読んだ彼女は、悪魔を召喚してラスターシア国を元通りにしてもらおうと考える。召喚の儀式の後、目の前に現れた悪魔は、願いを叶える代わりに、サラの魂と器を自分に寄越せと言った。器とは、つまりサラの肉体のこと。男性に対する免疫のないサラは、悪魔との初夜に望むが失神してしまい…。「何度でも貫いて、愉悦の中でお前を目覚めさせてやる!」。元王女と淫らな悪魔の甘々ファンタジー。
「可愛い……ずっと抱きたかった――」。女だてらに聖王女の護衛を務める聖騎士ベアトリクスは、ある日、聖王女と共に魔界にさらわれてしまう。そこで彼女は「最近、人間界で起きている妙な事件は、魔王アドバンが封印されているせいで、ベアトリクスは三百年前に彼を封印した伝説の聖騎士イザベルの生まれ変わり」という衝撃の真実を知る。ベアトリクスがアドバンの封印を解けば人間界は平和になると言われ、しかたなく彼にキスをしたベアトリクスだったが、復活したアバドンは彼女に妻になるように迫る。1年間アバドンに「愛している」と言わなければベアトリクスの勝ち。もし言えば、永遠にアドバンのものになる、という条件付きで結婚を承諾したベアトリクスだったが!? 意外な結末が待ち受ける契約結婚ラブストーリー。第3回ムーンドロップス恋愛小説コンテスト受賞作。
アクロスティア王国の王女、エディルレーヌは11歳のときに3歳年下の隣国の第四王子であるアーヴィングを夫として迎える。初対面の印象こそ悪かったものの、二人は姉弟のようにお互いを想って過ごしていく。やがて10年が経ち大人へと成長したとき、アーヴィングから姉ではなく妻として想われていることを打ち明けられ、戸惑うエディルレーヌ。そして同時期にアーヴィングの出身国・メルバーナが滅亡し、彼の家族が皆自害したという知らせが入る。二人の婚姻はこのときのためのアクロスティア国王の策略だったと知ったアーヴィングは彼に刃を向け、反逆者として幽閉されてしまい……。国同士の争いに巻き込まれていく一組の夫婦の、愛と真実の物語。
14歳の時に初恋の相手だった婚約者・ゼクトが戦死して以来、誰とも結婚しようとしない王国の末姫・アリシア。国王である父はしびれを切らし、彼女専属の護衛騎士・ネイサンと結婚するように言い渡す。極端に無口で何を考えているかわからないネイサンとの結婚に納得のいかないアリシアは、漆黒の花嫁姿で彼と愛を誓う。しかし、待っていたのは思いもよらないネイサンからの溺愛だった。彼なりの表現で愛情を示され、アリシアは固く閉ざしていた心を徐々に開いていく。しかし同時期に彼女の前に現れるようになったゼクトと思われる甲冑姿の亡霊に悩まされる。アリシアは、ゼクトに対して誰にも話せない大きな罪悪感があった。亡霊はついに二人の家の中にまで入ってきて……。
失恋して公園でやけ酒をあおっていた深月は、狼のような大型犬と出会い、家に連れ帰ることに。実は、この犬の正体は異世界の国の騎士団長・ウォルター。うっかり魔術師の薬を浴び、さらに事故が重なってこちらの世界に転移してしまった彼は、深夜になると犬耳としっぽの生えた、筋肉隆々な人間の姿に戻る。ウォルターはずっと主であったエルフリーデというお姫様を探しているらしい。自分の欲求が見せた夢だと思いつつも昼は犬、夜は人間の姿の彼と生活するうちに、ひょんなことから異世界と交信が可能になり、ウォルターが元の世界に戻るためにはHをして魔力を回復する必要があるとわかる。深月はその相手を申し出て、紆余曲折の末に無事異世界に帰すことに成功するが、その行為をきっかけにして自分の本当の正体に気づくことになり……。
「素直になるのを待っているつもりだったが、すこし仕置きが必要だな」。17歳までに自力で婚約者を見つけなければ、祖母が選んだ相手と結婚させられることが決まっている伯爵令嬢サリヴィア。愛らしい容姿にもかかわらず、気の強さと前世の記憶があるせいで、なかなかお相手に巡り合えずにいた。ある夜会に出席した彼女は、同行の女性に失礼な態度を取っていたイケメンの頬を叩いてしまう。翌日、イケメンは前世で遊んだ乙女ゲームの攻略キャラで腹黒設定の美形騎士ウルドだったことが発覚。サリヴィアはヒロインでもないのに何故か彼に気に入られて、攻略宣言されてしまう。攻略対象はそっちでしょう!? でも、ゲームにサリヴィアなんてキャラいたかしら? 混乱する転生令嬢と、グイグイ来る腹黒騎士との攻防ラブストーリー。
「夢を渡る」不思議な能力を持つ貴族の令嬢ラピスは、夜な夜な人の夢を渡り歩いていた。それを不安に感じた両親はこの呪いのような力をから解放すべく、あらゆる手を尽くしていたが効果はない。ある夜、ラピスは一縷の望みをかけ、堅牢な魔法結界が施されている宮殿へと夢を渡って侵入する。夢の中の彼女の姿は誰にも見えない……はずだった。しかし、突然目つきの鋭い魔法騎士に腕を掴まれて!! ――「あなた、私の姿が見えるの?」。ラピスは夢を渡る自分を唯一認識できるイケメン魔法騎士ジェイドに解呪を依頼する。しかし呪いを解くには、彼と『キス』をし、さらには彼自身の『楔(くさび)』を打ちこんでもらう必要があることがわかり……。不思議な縁(えにし)で結ばれた運命のふたりが繰り広げる、ラブファンタジー。
ある金曜日、アラサーOL峰岸春奈は、取引先の社員・桜川からバーの無料チケットを渡され、その日のうちに行くよう勧められる。訝しく思いながらバーを訪ねると、そこにいたのは会社の憧れの先輩・吉野ヶ里さん。実は彼は、異世界のスヴェンダルガという国の勇者兼、その国の王子。そして春奈は、桜川からなぜか魔導師の資格を引き継き、吉野ヶ里さんとペアになってしまったのだという。状況を理解できないままにスヴェンダルガに転移した春奈は魔導師デビューし、華々しい戦果を上げるが、触手を操るやっかいな敵につかまってしまい……。真面目で平凡なOLが突然異世界転移、からのコスプレ、冒険、そしてエッチ!? 大胆な展開のファンタジックコメディ。
代々優秀な聖女を輩出する名家の生まれのプリモは、持って生まれた力を発揮できない落ちこぼれで、優秀ないとこ・アーシェリアの荷物持ちに徹する日々。ある日彼女は派遣先のダンジョン内に一人取り残されてしまう。プリモがわずかに力を使えるのは憧れの聖騎士・エリアスの絵姿に祈る時だけ。絵姿を握りしめ孤独な戦いを続けていると、聖騎士の幽霊・ヒューと出会う。倒した魔物の体に乗り移って戦う彼と共に脱出を目指す途中、性的に興奮するとプリモが力が使えるようになることをヒューが発見し、あの手この手でいやらしく触られる。やがて彼の本当の正体を知ったプリモの聖力は最大限に引き出されて……。真面目で巨乳な新人聖女と、天使のような容姿だけど実は人並み(以上?)にエロくて気さくな聖騎士の恋と成長の物語。